2020年1月9日(木)

タチウオ釣りの仕掛け

このところ、羽田空港沖や本牧沖でタチウオの大きいのが釣れています。場所が浅く、しかも釣れるタチウオも大きいので掛かると豪快な引きを味わえます。

切り身餌のタチウオ釣りにおいて、大事なことは仕掛けの選択と誘い方です。仕掛け、特に針まわりには気を使わなければいけません。羽田沖では大きいタチウオばかりなので針は3/0を使用しています。

ここで針元を外掛け結びにしてチューブを付けないでおくのが今までの考え方でしたが、これだと針元を切られることが度々あるのでチューブを付けた方が安心という考え方も出てきました。私もこのところチューブを付けた仕掛けにしています。チューブを付けることの弊害は餌の動きです。外掛け結びで針を結ぶと針のチモトからまっすぐに糸が出て行きます。チューブを付けて針を結ぶとなかなかまっすぐに針元がなりません。ですが、切られることを考えると付けておいた方がいいと思っています。私はチューブを付ける仕掛けを使う時にはチューブに透明なシュリンクチューブを使っています。チューブを付けていても、そのチューブが針元から離れていればひとたまりもありません。シュリンクチューブなら針のチモトをほんの少し炙るだけでチモトに粘着します。

チューブを付けるか付けないかはその時のタチウオの喰い方を見て判断することもできます。チューブを付けない方が喰いのいいのは当たり前です。朝行ってすぐには喰いがいいことが多いのです。喰いがいいのか悪いのかは当たっていきなり掛かってしまうか、突っついているだけかを見て判断することができます。やはり、潮の動きでタチウオの喰い方が変わってくると思っています。いつもいつも同じような喰い方はしません。潮の動きの他に日が差しているか風などによる海の荒れ具合もあるでしょう。

タチウオの喰い方に影響を及ぼすものは仕掛けの選択の他に餌の付け方と誘い方があります。餌の付け方は今さら私が言わなくてもいいでしょう。誘い方は少なくとも2パターンは持っていた方がいいと思います。一つは動かす動作を頻繁にするやり方ですね。もう一つは小さく静かに動かす方法です。冬のこの時期では夏場のように大きく誘いを入れるやり方は控えるべきだと思っています。動作を頻繁にすると言っても夏場のそれとは自ずと違っています。あまりにも活発に動かすと喰ってきません。どのくらいにすべきかは魚に聞いてもらうしかありません。小さな当たりでも重みが乗っているので合わせると指5本くらいの大型だったというのも、この時期では普通です。冬のこの時期に水温が低くなりつつある浅い場所でタチウオが釣れているというだけでもありがたいことですから。

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