2018年9月8日(土)

午前アジ釣り 中乗り

今日は中乗りでお手伝いです。南風が治らなくて波もあり釣りにくかったです。しかし、風が強い分涼しくて良かったですが。。。

風の向きと潮の流れが逆ですのでなかなかうまくタナが取れないようでした。底へ着いたなら素早くタルミを取りできるだけ早くオモリを底から離すことがまず第一です。タルミを取らないでリールを巻き上げてもタナを取ったことにはなりません。のんびりとオモリを底に着けたままにしておくと根掛かりしてしまったり、カサゴが喰ってしまったりします。底から2mほど持ち上げたなら、しっかりとコマセを振ることが大事です。チョロチョロとコマセを出しても効果はあまりありません。コマセを振る時には強く振ることが大事。広い幅にではありません。狭い幅に濃いコマセを撒くよう心掛けてください。20秒ないし30秒待っても当たりがなければ、ここで底に仕掛けを落としてタナの取り直しをします。海底が岩礁地帯ですし、船も風や潮で動いているのでタナの取り直しをしてください。タナを取ってコマセを振るという操作を三度ほどしても当たりがなければ、仕掛けを上げてコマセの詰め替えをします。一度に二回ないし三回コマセをしっかりと振っても上げてみてコマセが残っていたら、それはコマセの振り方が弱いということです。

コマセを振った後、チョロチョロとコマセを撒いたりしてもあまり意味はありません。コマセを振った後に20秒ほどじっと待つのは濃いコマセの煙幕がそのくらいの時間で消えてしまうからです。コマセを撒いた後に1mほど持ち上げるのは濃いコマセの煙幕の中に自分の仕掛けの針を紛れ込ますためです。ハリスの長さが2mというのはちょうどいい長さがなのです。濃いコマセを撒く人ほど二本ある針の上の針に喰って来ます。コマセに近いからです。自作して長い仕掛けを作ってみても意味はありません。ですから、天秤と仕掛けの間にウレタンのクッションゴムなどは全く入れる必要はないのです。逆に無駄に仕掛けを長くしてしまっています。瞬時に伸びないウレタンのクッションゴムなどは無駄です。大きいアジや大きいサバが回遊している時にどうしてもクッションゴムを付けたいのなら、生ゴムのクッションゴムです。これは店売りでしかありません。釣り道具屋さんにはありません。輪になっているゴムを三箇所留めて平べったい棒状にしてあります。線径が12cmです。35cmくらいまでのアジならナシで大丈夫です。その代わり、シーガーやシーガーエースを使用した仕掛けを使うべきです。これから釣れるアジは35cmくらいになると、びっくりするくらい引きが強いです。強い引きをいなすには少し柔らかめの竿の方がいいですし、釣り人も強い引きを楽しめます。ただし、あまり穂先が柔らかいとコマセの出が悪くなるので注意です。

今日は波もあったせいか、タナを取るのが難しかったです。底から仕掛けがしっかり持ち上がっている方にはすぐに良型のアジが喰って来ていました。今日、釣行された方であまり釣れなかったという方は上に述べた注意点を見直してみてください。

ビシアジ釣りはコマセマダイ釣りなどとは釣り方のポリシーが全く違います。コマセをチョロチョロ出すのではなく、コマセの濃い煙幕を作ることが大事です。