2018年6月30日(土)

午前アジ船 中乗り

午前アジ船のお手伝いで乗っていました。昨日ほど南風が強くなくよかったです。それでも朝の下げ潮と南風で潮と風が全く逆で釣り人にとってはとても釣りにくかったです。底に着けてタルミを取ってからビシ重りを持ち上げるという操作がなかなかできない方が多かったです。

アジ釣りでは船長は一つのポイントにできるだけ船を止めて置こうとします。潮に乗せて流すということはしません。船を風に向けておいて後ろから来る潮の流れに対抗して船を止めておく操作はとても難しいのです。仕掛けを下ろしている釣り人は前の方に道糸が向きます。真っ直ぐにしておくことはできないのです。

水深20mの場所で道具を下ろしたとします。潮が通っているところでは道糸が斜めに出て行きますので20m下ろしても下に着きません。22mだったり23mだったりします。船がピタリと固定してあるかごとく止めておけるわけでもありません。ですから、釣り人は頻繁にタナの取り直しをしないと行けません。コマセが底から1.5mないし2mくらいで振られてさえいれば、アジはすぐに喰うはずです。うまくコマセを振れる人にはすぐに当たりがあるのに、いいところでコマセを振っていない人には全くアジが釣れないというのはこういう理由です。

潮の速い時には釣りにくいですが、魚の活性はいいです。今日釣れていたアジは30cmから35cmの幅広の素晴らしい黄アジです。ただ仕掛けを入れて待っているだけではまずアジは釣れないということだけは言えます。