2017年3月1日(水)

自分のシロギス仕掛け

私が使っているシロギス釣り仕掛けは2本針の胴付き仕掛けです。胴付き仕掛けと天秤仕掛けではどちらがいいのか?  あくまで、使う人の好みであり、どちらかにすべきとは言えないと思います。私はずっと胴付き仕掛けを使い続けています。冬場では2本針の上の針にはなかなか針掛かりしませんが、見せ餌のつもりでいます。

この胴付き仕掛けは船べりから少し投げた方が効果が増します。船べりから真下に仕掛けを下ろすのであれば、天秤仕掛けの方がいいのではないかと思います。

遠目に投げた仕掛けをオモリをズルズルと引きずるようにすると極端に喰いは悪くなります。ですから、オモリを引きずらないようにするためにも、道糸は糸フケが少なくなるようなPE1号以下にすべきです。太い道糸だと、潮の流れの大きいときには15号のオモリで底立ちが取れないことがあります。

オモリを持ち上げる時はゆっくりと大きく竿を動かします。このときにシロギスが餌をくわえていればここで針掛かりします。魚が掛かっていなければ、仕掛けの場所移動になります。ここで気をつけなければいけないのは魚が掛かっている時です。竿を動かした時に魚の気配を感じたら、そのまま竿を立てて針掛かりさせてしまうことです。要するに『聞き合わせ』です。胴まで柔らかい竿だと針掛かりが悪いです。竿に求めらている性能は穂先は柔らかくても穗持ち(穂先のすぐ下の部分)がしっかりしていることです。PEのような伸びない糸と穗持ちで針掛かりさせるのです。

オモリを持ち上げるまでは決してオモリは動かしません。天秤仕掛けのような小突きも必要ありません。針に付いている餌を少し動かすために道糸をほんのちょっと張ったり緩めたりします。餌がほんの少し動くだけでシロギスは飛びつくからです。

青イソメの頭の部分は硬いから喰いが悪いなどという人がいます。ですが、硬い部分があるからこそ針掛かりすると思ってください。シロギスが餌を咥えこむ瞬間はなかなかわかるものではありません。ですから、聞き合わせをするのです。ブルブルっとした当たりは餌を咥え込んだ時のサインではありません。あの感触は餌を咥え込んでしまったシロギスが何か違和感を感じて吐き出して逃げようとするサインです。あそこでいくら合わせても、すでに針に掛かっているのなら合わせようが合わせまいが同じだし、針と餌を吐き出してしまったシロギスは針掛かりしません。

下に自分の仕掛けの図を下手な絵で描いてみました。針は「オーナーのキス競技用ヒネリ9号」か「ガマカツの流線袖9号」を使用しています。ビーズは「ダイワのDービーズマーキングS」を使っています。赤と青で穴の挿入口を示してあるので通しやすいです。スナップ付きのサルカンは「NT Swivelのスナップ付きタルの8号」を使っています。間違ってもインターロック式はダメです。上のサルカンはタル型サルカンの12号にしています。針のチモトのビーズは金色と蛍光緑の二つ入れてます。なくてもいいのでしょうけど、私は付けています。

幹糸と枝糸の接続部分にビーズを使っている理由はハリスがヨレにくいからです。アジの仕掛けのように直に縛るとすぐにヨレてしまいます。

餌の付け方は頭の部分は必ずチョン掛けに5cmくらいにして切る。余ったら、ダブルにしても良い。長いままにはしない。頭の部分は硬いので、一つの餌で何匹も釣れることがあります。餌がダラーっとしていても道糸を軽く張る操作で動かすので問題ない。