2018年5月12日(土)

午前アジ船中乗り

今日はシロギス船に乗ろうと思って行きましたが、アジ船が2艘出船する中で慣れない方が多かったので、急遽中乗りに変りました。

朝行ってすぐにまだ下ろして間もない頃から喰ってきました。しかも30cm以上のいい型のアジです。中には40cmクラスの特大も何本か混じりました。大きいのはタモで掬いました。初めてアジ釣りをする方もかなりいて、いきなり大きいのが釣れたのでびっくりしていました。

慣れない方に釣り方を教えていて、気がついたことを列記してみます。
*餌の赤タンを付ける時に針先を必ず抜くこと。針先を隠すように付けるとしっかり針掛かりしません。
*仕掛けを投入するときの注意は、ハリスが長いので無造作にオモリをハリスの上に被せるように下ろすとその時点でオマツリしてしまいます。必ず仕掛けが横になっているのを確認してからオモリを海中に入れること。
*底にオモリが到達すると当然のことながら糸が弛みます。タルミを取らないでリールを巻き上げても下から仕掛けを上げたことにはならないです。確実にタルミを取ってから巻き上げるようにしてください。アジが釣れないでカサゴが釣れてしまう方は仕掛けが持ち上がっていないからです。
*マイロッドでお好みのリールを使っている方は自分のリールの一巻きがどのくらいになるか把握しておくこと。よくわからない方はPEの糸のマーキングを参考にしてみてください。少なくとも3m持ち上げたるのに何回巻くかをチェックしておくといいです。レンタルの竿に取り付けてあるリールの一巻きは大体50cmです。
*船長が指示するタナは下から2mないし3mと言ってきます。3mと指示が来たら、底に着いてタルミを取ったらまず4回巻きます。すなわち2m持ち上げます。そこでコマセを振り出します。2回ないし3回竿を上下させます。コマセの煙幕を作ってやるためです。それからリールをまた2回巻きます。これで都合6回巻いたことになり、3m持ち上げました。ここで15秒ないし20秒待ちます。チョロチョロ竿を上下させて振ってもあまり意味がありません。コマセを振り出す時はしっかりと振り出して、待つ時は静かに待つのが大事です。指示タナ2mと言ってきたら、3回リールを巻いてコマセを振りそして1回巻き上げて都合4回です。仕掛け自体が2mなのに2mしか持ち上げていなかったら底に着いてしまうではないかとお思いでしょうが、潮が動いていれば仕掛けは横にたなびきます。
*アジが掛かってリールを巻いてくる時に魚の引きに合わせて巻いてきてください。遮二無二にリールを巻く必要はありません。ビシオモリが見えてきたら1mほど残して竿をたてます。そうするとビシオモリが目の前に来ますのでそのビシオモリを掴んでコマセバケツの中に置きます。竿を同時に横に置いて、両手を使ってハリスを持ち上げて魚を取り込みます。竿をいつまでも持っていると片手しか使えないので、取り込みにもたつきます。魚が掛かっていて夢中でリールを巻いてきたら、もう巻けなくなるまで一番上まで巻いてしまうことがあります。こうなったらリールをゆるめて戻すようなことはせず、竿をずらしてビシオモリをとにかくコマセバケツの中に入れます。あとは両手で魚を取り込みます。
*アジが釣れているときに隣の人とからんでしまうことがよくあります。簡単には取れないと思ったら、さっさと仕掛けを切って新しいのに交換した方がいいです。アジが釣れている時間はそれほど長くは続かないと思っていた方がいいです。からんだ仕掛けをほどくのに時間が掛かってせっかく釣れるタイミングを逃してしまわないようにしてください。仕掛けは船長が持っています。

以上、中乗りしていて感じたことを書き留めみました。