2022年9月4日(日)

午前アジ船 中乗り

朝のうちは曇っていて風もなくいい釣り日和でした。今日は慣れない方が多かったので、一通り船の中を廻って皆さんの面倒を見ていました。最初に行った場所では少しばかり潮の流れがあったので、慣れない方達にはちょっと無理でした。一人一人に竿を取って教えているので、皆さんが助けなしで自力で釣れるようになるには少しばかり時間が掛かります。今日の場所で船長が指示したタナは底から2m〜2.5mです。仕掛けが底に着いたら、まずタルミを取ります。タルミを取らないでリールを巻き上げても底から仕掛けを持ち上げたことにはなりません。タナを2.5mとしましょう。まず底に着いてタルミを取ります。軽く持ち上げてゆっくりと下へ下ろします。そしてタルミを徐々に取っていきます。そうしたら、リールを3回巻きます。一巻き約50cmですから1.5m持ち上げたことになります。いきなり2.5m巻きあげるのではありません。1.5m持ち上げておいてコマセを振ります。振り幅は1mくらいでいいですから少し強めに振ります。コマセをチョロチョロと出すようなことはしません。二度ほど振ったらそれからリールを2回ほど巻きます。これは自分が作ったコマセの煙幕の中に自分の仕掛けを入れるために1m持ち上げているのです。ここで待ちます。竿を動かしたりコマセを振ったりすることはしません。ただ待っていればいいのです。でも、待つのも30秒です。30秒もしないうちにせっかく作ったコマセの煙幕が消えて無くなってしまうからです。なぜなら潮が流れているからです。30秒過ぎて当たりが来なかったら、仕掛けを底に落とします。そうです、タナの取り直しです。魚の当たりが無ければこの操作を4回ほど繰り返します。それでも当たりが無ければ、コマセが無くなったと判断し仕掛けを上げてコマセを詰め直します。この時にコマセは通常は無くなっています。もし、まだ十分に残っていたとしたら、それはコマセの振り方が弱いからです。

今釣れているアジは小さいアジではありません。30cm級が主体です。これから水温が徐々に下がっていくと、もっと面白い釣りができるかもしれません。時には40cm超の大アジも掛かります。外道に大きなサバやタイが入ることもあります。慣れない方でもすぐに自分一人で釣りができるようになってきます。慣れない方のために指導員が乗っています。積極的にこういう指導員に教えて貰えばすぐにでも釣れるようになっていきます。自己流でやっていると思わぬ不覚をとることがあります。レンタル竿を使っている方にはできるだけ教えていますが、マイロッドでまだ釣り方がよくわからない方はお声掛けください。そうでないとなかなか指導員が来ません。

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