2020年4月4日(土)

電動リールの整備を始めてみて

3月末に4月から電動リールの整備も始めますと皆さんに伝えたところ、すぐに整備依頼がありました。新しいリールはメーカーに持ち込まれる方が多いので、私のところにくるのはメーカーに修理を断られたものを聞いてくる方が多いです。

私には液晶のデータ表示部分まで直すことはできません。クラッチ部分のトラブルが多いので、私にも治すことはできます。私は打木屋のレンタル竿に付いているリールの修理を一手に引き受けております。そのための部品は予め用意してあります。ですから、電動であってもクラッチ部分の部品は手巻きリールと共通の部品を使っていることが多いです。トラブルの原因となった部品が共通部品なら、すぐにでも直すことができます。その都度メーカーに部品を発注していたら、一週間くらいは掛かってしまいます。

私のところに持ち込まれて、もし治すことができなければ、そのままお返ししています。去年まではもし治らなくても、ある程度の料金は頂くというような偉そうなことを言っておりましたが、今年からはそのままお返ししてます。でも、返却の際の送料だけは頂きますが。。。

ダイワのスピニングリールではマグシールドなるものが内蔵されています。この部分はメーカー預かりでなければ治しませんと言っています。修理に出せば、当然診てくれるでしょうが、修理代が高くつきます。私は磁性体オイルを入手しております。できるだけ安く整備します。元々、マグシールドなるものはシャフトの回転には無くてはならないものではありません。海水の侵入をある方向からだけブロックしようとする機構です。もし、オイルが抜けてしまえば、潤滑はおろか海水の侵入さえ防げません。

 

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