2021年6月14日(月)

リールの整備

電動や両軸リールの整備を委託されてリールを開くのにはまず最初にハンドルを取ります。ハンドルシャフトに付いている色々なものを取り外してからカバーを開けます。このカバーを取り外す前にシャフトに塩ガミが付いているとこれから先が思いやられます。

 

皿バネやワッシャーを取り外しただけでもうこんなに塩ガミが落ちています。シャフトの回転を阻害する邪魔者です。

中を開けて、メインギアやピニオンを取り外し段階でのクラッチカムリンケージがこのような状態では円滑なクラッチの動きは絶対に望めませんね。グリスが残っているどころか、塩ガミでパサパサの状態です。これを分解して洗浄グリスアップすれば円滑な動きが戻ります。

 

上の二つの写真は両軸リールですが、クラッチリンケージは電動と一緒です。塩ガミで円滑な動きはしません。

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2021年5月21日(金)

リールの整備について

私のところに持ち込まれる電動リールはメーカーが修理を拒否したものが多いです。シマノの2012年から2013年に掛けて製造された電動リールは修理不能のタグが付いています。でも、ちょっと治せば、まだまだ使えるものが多いと思います。

ビーストマスター3000とフォースマスター3000です。右側のカバーを開けるのになんと14本のビスを取り除かなければいけません。でも、簡単に外せないということは、それだけしっかりと作ってあるということです。ドラッグカーボンワッシャーは5段になっています。これはドラッグの微調整がしっかりとできるということです。

洗浄とグリスアップ、それにボールベアリングの交換でほとんどのリールが元に戻ります。

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2021年5月9日(日)

リールの整備

リールの整備を終えたまたは待ちのリールです。電動・スピニングまたは両軸リール全て受け付けています。

釣具店を通して修理に出したものの古くて修理を断られてしまい、仕方なくこちらへ送られてきたものもかなりあります。どうしようもなくお返しするものもありますが、お返しの送料だけ頂いて、作業料は取っていません。

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2021年4月27日(火)

電動リールの整備

シーボーグ200Jのクラッチパネル。塩ガミが溜まってくるとクラッチが正常な動作をしません。ボールベアリングが動かなくなると、軸の動きが悪くなります。それ以上に酷くなると、ボールベアリングが破壊します。CRBB (Corrosion Resistant Ball Bearing)だろうがダメです。まめに交換するしかありません。

右ハンドルの時の左側パネルを開いたところです。三つのビスを取り外してからスプールを取り出します。

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2021年3月18日(木)

リールの整備

このくらい汚れてしまうと、きれいにするのも大変です。クラッチの動きも塩がみで阻害されてしまいます。ギアの歯面もうまく噛み合いません。

この画面はきれいにした後の画像です。上と下は同じリールです。右側にあるのはクラッチ押さえ板で割れてしまっています。これはこの部品を取り寄せなければなりません。

この写真は両軸リールのクラッチカムを取り外したところです。ピニオンベアリングが錆びています。取り外してみると全く動いておりません。もし、このまま取り外さないで放っておくと、ベアリング自体が破壊してしまいます。このベアリングを取り替えただけで、スプールは気持ちいいくらい回ります。

動きがギクシャクして来たら、早めに整備に出すことをお勧めします。

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2021年3月14日(日)

シーボーグ200Jの整備

自分の持っている150J -DHと200Jです。半年経った200Jを開けてみました。

上の写真はカバーを開けて、ゴム製のドラッグパッキンをメインギアの内側から取り出したところです。一番上のフタ状のものはドラッグディスクカラーです。この下にドラッグカーボンワッシャーが入っています。このワッシャーにオイルが染み込まないようにパッキンとフタで防いでいます。

カーボンワッシャーのすぐ上、ドライブシャフト上に小さな溝が掘ってあってゴム製いの小さな 0リングが入っています。これはメインギアが上に抜けないように止めている役割を持っています。メインギアの下のストッパーギアのすぐ上にもこの 0リングがもう一つ入っています。これらの Oリングを抜かない限り、ストッパーギアやメインギアはシャフトから抜けません。カーボンワッシャーに普通のオイル・グリスが付いているとドラッグの役割を果たさないのできれいに拭き取らなければいけません。きれいにして乾かした後に専用のドラッググリスを塗ります。

手前に見えているのはクラッチ部です。まだキレイです。古くなってくるとここに塩ガミが溜まることが多いです。当然クラッチの動きは悪くなります。シャフトの後ろ側に見えているのはモーターギアの上の部分です。この部分を取り去るとモーター部分のシャフトギアが見えてきます。

この200Jはまだキレイでした。これと同型の150Jと150J -DHもギアなどの配置は殆ど変わっていません。タチウオ釣りやマルイカ釣りにはとても使いやすいリールですね。

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2021年3月7日(日)

ダイワ電動リール シーボーグ150DHの分解

シーボーグ150DHを分解できるところまで分解してしまいました。後は組み立てるだけです。

電動リールにしてはコンパクトに作ってあるのでスペースに余裕がない感じがします。ちょっとサビとか汚れが付くとそれが他の箇所の作動に障害を与える恐れがあります。こまめに手入れしている方ならいいですが、ほったらかしにしている人にとっては扱いにくいかも知れません。ダイワに整備に出せば、関連する部品をそっくり交換するだけなので非常に整備費が高くつきます。しかし、色々問題はあるけど使いやすいですね。太刀魚釣りに行くと、電動リールを使っている方は殆ど150Jか200Jでですね。レオブリッツはシーボーグの廉価版なので使い勝手は同じですが、造りはやはりシーボーグの方がいいですね。レオブリッツは壊れた後の修理にお金が逆に掛かります。

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2021年2月24日(水)

リールの整備

下の写真はダイワ ミリオネアCVZ300Fという両軸リールです。一時期の両軸リールではダイワの代表的なものでした。古くなっても、ボールベアリングだけを取り替えておけば、長い間使えました。ですが、ここまで塩ガミがひどくなると大変です。

スプール下部に巻いてある糸は長い間塩漬けになっていたのでしょう、塩でボロボロになっていました。スプールの両側に見えるのは塩ガミです。

塩ガミとサビを落とした後のスプールです。かなり腐食していますが、滑らかに開店します。こんなになってしまう前に整備に出されるようお願いいたします。

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2021年2月20日(土)

電動リールの糸巻き入力の方法

電動リールを新しく購入した時や糸をそっくり入れ替える時には釣具店で糸を巻いてくれるので、自分で糸の入力をしたことのない方が多いと思います。私も自分でなかなか巻き糸の設定をしないので、釣具店がやってくれたままで放って置いてます。困るのは糸を途中で切ってしまった時です。例えば、道糸を50mくらいのところで高切れしてしまったとします。このまま巻くと非常に危険です。リールは最初に出した糸の長さを覚えています。それを50m少なくなったとは分かりませんのでリセットボタンを押してやらないとそのまま巻き込んで竿を折ってしまうことになります。

電動リールの糸巻きのロジックはかなり複雑です。リールに糸を巻き込む時、リールは回転数しかわかりません。糸を巻き込んでいけば芯の直径が徐々に大きくなってきます。ですから、何回転でどのくらい糸が巻けたのかをリールに覚え込ませる必要があるのです。高切れしてしまった時にはリセットを押せばいいのですが、厳密に言えば、設定が狂ってしまっています。フルに糸を巻いてある時と50m切れてしまった後のリールの直径が微妙にずれてしまっています。ですから、リールの表示で40m出したとしても、実際には35mくらいしか糸は出ていないことになります。実際に巻いてある糸の直径が小さくなっているからです。

あまりにひどい時には調整し直さなければいけません。自分が使っているダイワのシーボーグ150Jで調整をしてみました。

PE2号を約200mくらい巻いてあります。途中切れてしまっているので、はっきりとどのくらい巻いてあるかはわかりません。まず、ダイワホームページから「Daiwaお客様センター」を選びます。次は「リール」を選択。Q&A形式になっているので、「電動リールの取扱説明書がないので、糸の入力方法がわかりません。」を選択。そうすると、「ダイワ電動リール入力マニュアル」が出てきます。ここで「150J]を選びます。三種類の入力方法が出てきます。「P3 引き出し入力」を選んで、その通りにやればそれほど難しくなく設定ができました。この方法ではリールに巻き込んである糸を100m引き出さなければいけません。私は第一精工の高速リサイクラーを使っています。糸を引き出して巻いていくのに便利です。再びリールに巻き込むのに写真の中の赤いツマミでテンションの調整も少しできますので便利です。シマノについては「アフターサービス」から「パーツ価格表・取扱説明書」を選びます。ここでリールのカテゴリー「電動リール」と入っていけば、取扱説明書に入っていくことができます。

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