2022年9月14日(水)

午前アジ釣り 中乗り

アジ釣りに行きましたが、お客様が多かったので中乗りになってしまいました。ですので、自分の竿は出していません。しかし、釣れ始めると自分の竿を思わず出してしまいたくなりますね。それくらい、いいアジがバタバタ釣れていました。しかし、しっかりとタナが取れている方だけです。今日は少し下げ潮が速かったのでタナ取りは少し難しかったと思います。仕掛けが底に着いて自分では仕掛けを持ち上げているつもりでも実は仕掛けがしっかりと持ち上がっていないことが多いです。なぜならしっかりとタルミを取っていないからです。底に着いた途端に仕掛けを持ち上げてもタルミを巻いているだけで仕掛け自体は底から持ち上がっていないことが多いです。このような状態でやっていると、底に根掛かりするかカサゴが釣れてきてしまいます。カサゴが先にエサの付いた針を喰ってしまっていたら、アジはエサの付いた針を口にできません。仕掛けを底に着けたままでいるのはできるだけ短い時間にしたいのですが、タルミを取らないでリールを巻いても底から持ち上げたことにはなりません。今日は仕掛けが底に着いてしっかりとタルミを取ってから持ち上げている方にはすぐにアジが喰ってきていました。しかも、30cmから35cmクラスの幅広アジです。

コマセの振り方はいろいろな方法があると思います。底が砂地でほぼ起伏のあまりないところでのアジ釣りならば底に着いてから徐々にコマセを振ってくるような釣り方でもアジは釣れることがあります。ですが、ここ本牧沖ではそのようなことをしていると根掛かりしたりカサゴを釣ってしまったりしてしまいます。ここは岩礁地帯なのです。底が硬い岩盤でしかも起伏の激しい場所では底に着いてから徐々にコマセを振ってくるようなやり方では思ったようには釣れないと思います。どのようなやり方をされてもアジが釣れてくれればそれでいいのですが、こういうやり方ではまず釣れないと思ってください。レンタルの竿で釣っている方にはやり方の基本を教えていますが、自分の竿でやっている方にはよほどでない限りこちらからは言いません。自分の竿で釣っている方は自分のやり方に疑問を持ったら遠慮なく船長または中乗りに聞いてみてください。それとあまり釣れていない方のコマセの振り方を見ていると、しっかりとコマセを振っていません。やたら広い範囲にチョロチョロと撒いている方が多いです。幅は1mくらいでいいですから、濃いコマセが出るような振り方をしてください。そして、コマセを撒いたらその自分が撒いたコマセの煙幕の中に自分の仕掛けを入れるように1m持ち上げて待つことが大事です。ここでは30秒ほど待つだけです。コマセをここで振る必要は全くありません。コマセはただ撒けばいいというものではありません。ダラダラと撒いても意味がありません。ビシカゴの制限がある現在では効率的にコマセを撒くということを心がけてください。大きなカゴを使ってたくさん撒けばいいのではと思っている方は少し考え直してください。適当にチョロチョロ撒いていればそのうち喰ってくると思っている方も考え直してください。

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