2022年8月15日(月)

午前アジ釣り 中乗り

台風通過でいい凪になりました。アジの喰いはいつもの喰いに戻りました。朝のうちは横浜港内で釣っていました。皆さんに当たりが出てよかったです。しかし、しばらく釣っていると当たりが遠のくようになりました。今日は15名ほど乗っておりましたが、しっかりとコマセを撒いてくれる方が少なくてアジが寄らないような感じになってしまいました。レンタル竿の方が半分くらいで、そういう方には面倒を見ておりましたが、マイロッドの方には私は基本的には面倒を見ません。慣れている方が多くて、私が口を出すほどではないと思うからです。底がほぼ平坦な場所で釣りをしている時にはどのような釣り方をしていても何とか釣れると思います。しかし、底が岩場のような場所で釣りをする時にはしっかりと底から持ち上げないとアジは釣れません。底近くに餌があるような状態ですと、カサゴが喰ったり根がかりしたりすることが多いのです。まして、一度タナを取ってしばらくそのままにしておくと根がかりしてしまうことがあります。これは底が平坦ではないからです。こういう場所では底から3m持ちあげることがほとんどです。タナを取ってコマセを振り当たりを待っていても、それはせいぜい20秒から30秒です。ここで当たりがなければ、すぐさま底に落としてタナの取り直しをしなければいけません。こうすれば、凸凹の底でも常にタナが取れた状態になります。起伏の激しい場所では常にタナの取り直しが必要です。

今日は後半に起伏の激しい場所に行きましたが、ここでタナの取り直しを頻繁に行っている方はよく釣っていました。マイロッドの方で底からコマセを徐々に撒いてタナをゆっくりと持ち上げてくるような釣り方ではこういう場所では釣れないと思います。アジが喰う前に底に根がかりしてしまったり、カサゴが喰ってきてしまったりするからです。

マイロッドで釣りをしているお客さまの中で時折大きなカゴを使っている方がいます。東京湾の遊漁船の取り決めで大きなカゴは遠慮してくださいと通知してあるにもかかわらずです。コマセは撒けばいいというものではありません。自分の仕掛けにアジが喰ってくれさえすればいいので、たくさんコマセを撒けばいいというものではないのです。自分の撒いたコマセの中に自分の仕掛けの針を紛れ込ませばいいのであって、ただただたくさんのコマセを撒いている方がいます。そういう方ほどそれほどの釣果は出ていないのです。いくらコマセをたくさん撒いても自分の針に喰って来るように操作しなければ意味はないのです。広い範囲にコマセを撒くのではなく、狭い範囲に濃くがアジ釣りの基本です。オキアミなどのコマセの振り方とは違うのです。

夏の暑い盛りでは暑さ対策は重要です。飲み物も十分に用意してください。

Instagram tadakuni744