2022年6月10日(金)

アジの産卵とシロギスの喰い

水曜日に釣ったアジの一部を捌きました。水曜日にはもう産卵は終わったと言ってしまいましたが、お腹を出したアジを見てみると、まだ卵や白子を抱えたアジがいました。私が捌いたアジの10尾のうちの4尾がまだ産卵前でした。もう産卵を終えたと伝えたのは間違いでした。申し訳ありません。比較的小さい25cmまでのアジには卵や白子は入っていません。30cmを超えたアジの半数近くはまだ産卵前と思われました。アジは大きさによって産卵の時期がずれているものと思われます。

いずれにしても、これからは面白い釣りができると思います。アジ釣りはアジの型が大きくなればなるほど自分でコマセの煙幕を作ってやることが大切になります。チョロチョロと広く浅くコマセを撒いているような釣り方をしていると、いい釣りはできないと思います。それと潮が大きくなった時のタナの取り方を気を付けないと当たりは出ませんので注意してください。

このところ、シロギスの喰いがよくなっています。去年は大きいのしか釣れず、数を望めませんでしたが、今年は小ぶりのシロギスもよく入ります。潮が大きくなってくればくるほど喰いは良くなってきます。シロギスはアジ釣りと違ってコマセを撒きませんから、丹念にシロギスの喰いを待つしかありません。できるだけ広い範囲を探る気持ちで釣ることが大事です。通常は胴付き仕掛けです。これからは2本針の方がいいと思います。アジやイシモチまたはカレイなど多彩な魚が外道で釣れます。二本針の上の針は当然底からは上の位置にあります。これを底近くにするには仕掛けを遠くへ投げるしかありません。沖目に投げた仕掛けのオモリを引きずるようにズルズル動かすとシロギスの喰いは悪くなるので注意です。オモリをズルズルとせずに当たりを取るには時々大きくシャクってやってオモリを底から離すといいでしょう。この操作はアジが掛かっているかを聞く操作でもあります。そして、シャクったらオモリをそっと置くようにしてやることも大事です。決してドカンと落とさないようにしてやることも大事です。これは周りにいるシロギスを驚かさない配慮です。シロギスの当たりでブルブルっと来た時、それは前当たりではありません。シロギスがエサを咥えて逃げる時の当たり方です。針に掛かってしまっている場合もあるし、餌を吐き出して逃げてしまう場合もありません。シロギスが餌を吸い込む当たりはまずわかりません。だから、頻繁に合わせにもなるシャクリを入れるのです。

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