2021年2月20日(土)

電動リールの糸巻き入力の方法

電動リールを新しく購入した時や糸をそっくり入れ替える時には釣具店で糸を巻いてくれるので、自分で糸の入力をしたことのない方が多いと思います。私も自分でなかなか巻き糸の設定をしないので、釣具店がやってくれたままで放って置いてます。困るのは糸を途中で切ってしまった時です。例えば、道糸を50mくらいのところで高切れしてしまったとします。このまま巻くと非常に危険です。リールは最初に出した糸の長さを覚えています。それを50m少なくなったとは分かりませんのでリセットボタンを押してやらないとそのまま巻き込んで竿を折ってしまうことになります。

電動リールの糸巻きのロジックはかなり複雑です。リールに糸を巻き込む時、リールは回転数しかわかりません。糸を巻き込んでいけば芯の直径が徐々に大きくなってきます。ですから、何回転でどのくらい糸が巻けたのかをリールに覚え込ませる必要があるのです。高切れしてしまった時にはリセットを押せばいいのですが、厳密に言えば、設定が狂ってしまっています。フルに糸を巻いてある時と50m切れてしまった後のリールの直径が微妙にずれてしまっています。ですから、リールの表示で40m出したとしても、実際には35mくらいしか糸は出ていないことになります。実際に巻いてある糸の直径が小さくなっているからです。

あまりにひどい時には調整し直さなければいけません。自分が使っているダイワのシーボーグ150Jで調整をしてみました。

PE2号を約200mくらい巻いてあります。途中切れてしまっているので、はっきりとどのくらい巻いてあるかはわかりません。まず、ダイワホームページから「Daiwaお客様センター」を選びます。次は「リール」を選択。Q&A形式になっているので、「電動リールの取扱説明書がないので、糸の入力方法がわかりません。」を選択。そうすると、「ダイワ電動リール入力マニュアル」が出てきます。ここで「150J]を選びます。三種類の入力方法が出てきます。「P3 引き出し入力」を選んで、その通りにやればそれほど難しくなく設定ができました。この方法ではリールに巻き込んである糸を100m引き出さなければいけません。私は第一精工の高速リサイクラーを使っています。糸を引き出して巻いていくのに便利です。再びリールに巻き込むのに写真の中の赤いツマミでテンションの調整も少しできますので便利です。シマノについては「アフターサービス」から「パーツ価格表・取扱説明書」を選びます。ここでリールのカテゴリー「電動リール」と入っていけば、取扱説明書に入っていくことができます。

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