2021年7月24日(土)

午前アジ釣り 中乗り

三日連続で中乗りです。三日ともアジはいい喰いをしてくれました。今日あたりは下げ潮が速くてかなり釣りにくかったですが、しっかりとタナを取れる方はよく釣っておりました。アジ釣りでは船長は潮に乗せて流すことはしません。魚が集まるポイントがズレてしまうからです。とんでもなく潮の速い時にはやむを得ず少し流すことはしますが、基本的には船は止めたままです。最初に仕掛けを下ろす時には必ずスプールに軽く親指を掛けておきます。これはスプールのバックラッシュを防ぐためと底立ちをはっきりと感じるためです。潮が速いと道糸は斜め後ろへ行きます。当たり前のことです。底まで25mだとしたら30mくらい糸が出てやっと底に着きます。この最初に底に着いた感触を見逃すといくらでも道糸が出て行ってしまいます。この最初のコンタクトを感じたら、即座に親指でスプールを押さえます。道糸は湾曲しているはずです。親指で押さえておいたスプールをハンドルを巻く状態にします。竿を大きく持ち上げてゆっくりと落としてみます。弛んだ状態の道糸を巻き込み更に竿を持ち上げてまたゆっくりと落とします。これを何回か繰り返すとタルミが取れてきます。仕掛けが底に着いてすぐにタナを取るのにリールを巻いてもタルミが取れていなければ底から仕掛けを持ち上げたことになりません。竿を持ち上げて落とした時にタルミが出なくなれば糸を張った状態です。ここで初めてタナを取ります。船長から指示タナは下から3mと言われたなら、まず2m持ち上げます。レンタルの竿のリールで4回です。底から2m持ち上げた状態で竿を振ってコマセを撒きます。振る幅は1mくらいでいいですからできるだけ強く2回ほどです。コマセの煙幕を作ってあげるのです。そうしたらあと1m(レンタル竿で2回巻く)持ち上げます。ここでアジが掛かるのを待ちます。この操作が船長の言った下から3mというタナです。潮が流れていれば、せっかく作ったコマセの煙幕もすぐに消えてしまいます。せいぜい20秒待っても30秒もすれば完全にコマセの煙幕は無くなってしまっていると思っていいと思います。潮の流れの速い時ほど魚の活性もいいですから当たりが出るのも早いです。30秒待って当たりがなければ、タナを取り直しします。そうです、また底に落としてタナの取り直しをします。潮の流れの速い時は釣りにくいですが、魚の活性もいいのでいいところでコマセが出ればすぐに当たります。今日の朝行ってすぐの時は下げ潮の流れが速かったですが、喰いはよかったです。しっかりとタナを取れている方はコマセの一振りですぐに喰って来ておりました。

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