2021年4月19日(月)

タイラバの仕掛けについて

昔ながらのエビをつけて釣る中オモリ式のタイ釣りばかりを長年やって来た者にとってはこのタイラバで釣る釣り方は最初はかなりとっつきにくいモノでした。こんなゴムの擬似餌でタイが喰うのか不思議でなりません。今まで、ちょっとは真似事みたいにやってみましたが、頭の中ではこんなものと思い違いをしていました。年寄りは昔の常識からなかなか離れることができないのです。しかし、このところ3回ほどタイラバ釣りに行って、ほんの少しですがタイラバ釣りの面白さがわかって来ました。

タイラバ釣りは潮の速い場所でしか釣れません。潮の速い場所で釣りをするのだということを念頭に入れて竿からリールなどの仕掛けを用意すべきです。ですが、全てそれ用に新しくすることは必要ありません。一番気をつけて欲しいのは道糸です。道糸は通常1号以下を使います。0.6号など細い方が糸フケの出にくい細い糸がいいですが、強度が問題です。ライトアジ釣りに使っている道糸は通常PE2号ですが、これでもなんとか大丈夫だと思います。ですが、糸がフケるのを考えて、重いヘッドを使った方がいいです。釣り場の深さが60m前後ですので、通常使う90gか100gのヘッドではかなり糸がフケてしまします。潮が速くて狂っている時には60mまで下ろすのに70mか80m出さないと底に着かないということもあります。もしかしたら、底に着いたのを認識できないかもしれません。こういう時にはヘッドを120gか150gにした方がいいです。

釣り方としてはラバージグを底に着けてからゆっくりと巻き上げてきます。当たりが出るのは底から2、3mで10m以上上げてしまうともう喰わないと思いますが、擬似餌ですので、一度魚の視界から隠すという意味で少なくとも10mは持ち上げた方がいいと思っています。仕掛けを下ろすときもストンと落としてしまうのではなく、ゆっくりとスプールを抑えながら下ろした方がいいことがわかりました。

あとはラバージグの種類を選びます。通常では黄色系統のスカートにオレンジのネクタイを付けます。潮が澄んでいる時にはグリーンがいいと言われています。

潮の速さや狂い加減でヘッドの重さを変えます。

潮が速くても素直な時には電動リールのズルまきでもいいです。私は道糸1.5号に電動リールのズル巻き8〜10くらいのスピードでやっています。潮が狂っている時には手巻きのリールで道糸1号でヘッドは重めを付けています。底に着いたのが分からなくて、底をズルズルと引きずっているようだとまず喰いません。

前回では二本ある針に青イソメをそれぞれちょん掛けにして釣っていました。これが良かったのか、当たりは10回以上はありました。当たりがあってもなかなか掛かりませんが。。。

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