2020年3月9日(月)

リールのボールベアリング

少し年季の入ったリールでも、ちょっとした気遣いで長持ちさせることができます。でも、ボールベアリングだけはある程度使い込むと換えてあげないと所定の性能が得られません。いいリールになればなるほど使ってあるボールベアリングの数は多くなっています。ボールベアリングがサビや塩ガビで動かなくなるとリールの回転は悪くなります。動かなくなったボールベアリングでしたら交換すればいいのですが、そのまま放っておくとボールベアリング自体が壊れてしまいます。こうなると厄介です。新しいボールベアリングを交換しようにも、壊れた以前のボールベアリングがなかなか取れないからです。

ちょっと回転が鈍くなって来たら早めにボールベアリングを交換するようにしましょう。

二つ穴が空いているその間にハンドルシャフトを立てる穴があります。今のこの写真ではハンドルシャフト底部のボールベアリングが破壊してしまってその外周部分だけが残っています。この外周部分を取り去らない限り新しいベアリングを装着できません。これが厄介です。ベアリングの外周部分はサビで固着してしまっていて簡単には外れません。

この写真の左側にある破片は何とか取り去った後の残骸です。右の錆び付いたボールベアリングはピニオンベアリングです。すぐに取り外せましたが、全く動いていません。

整備し直したリールはフリーにするとヒューンという音を出して気持ちよく回転しています。

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