2019年4月20日(土)

午前アジ船中乗り

お手伝いで二艘出船のうちの一艘に乗って行きました。朝のうちは北東の風がかなり強くて、沖堤の外側では釣りができない状態でした。風の陰で釣りをしていました。型は小さいながらポツポツと釣れていました。10時近くになって凪てきたので、外側へ出ました。すぐに当たりが出始め、大きなアジが釣れてきました。ここで沖上がりまでほとんど入れ喰いで釣れてきました。当たりが出ない人はしっかりと底からビシが上がっていないからです。仕掛けが底に着いてから2m持ち上げてコマセを振ると教えているのですが、タルミを取らないでリールを巻いても実際にはビシが持ち上がっていません。ビシを底から持ち上げないでいると、底に根掛かりしてしまったりカサゴが喰ってしまうことになってしまいます。潮が速いと仕掛けを下ろしている時に道糸が斜めに入ってしまいます。底まで20mとしても、仕掛けが下ろした時には20mで底に着くことは稀です。糸が斜めに入るからです。船が揺れたり流れたりすることによって糸がより斜めになったり真っ直ぐになったりします。底からビシ重りが2m離れている状態を維持するには何度でもタナを取り直すしか方法がありません。

リールのクラッチを外して仕掛けを下ろしている時にはスプールの回転を出るがままにしておくのではなく、左の親指でスプールをそっと抑えておくことが大事です。英語で親指のことを  Thumb と言います。親指で糸の出をコントロールすることを Thumbing(サミング)と言っています。釣り用語です。糸が出ている時はスプールが回転しています。糸の出方よりもスプールの回転が早くなるとスプールの中で糸が絡まってしまいます。この現象をバックラッシュ(Backrush)と言います。これを防ぐにはサミングでスプールの過回転を抑えるしかありません。サミングがうまく使えるようになると釣りのテクニックは格段に上がります。