2019年11月14日(木)

リールの故障箇所

この写真はシマノ カルカッタ400Fを分解した写真です。ハンドルの回転に引っ掛かりがあるということで、ギアシャフト周りやレベルワインダーなどを全て分解してみました。これでわかったのはギアシャフトの一番下についているウオームシャフトギアの歯が掛けていました。写真の中央下部にギアシャフトがあるのが分かると思います。その右側に鼻くそみたいな小さなカケラが歯が欠けた跡です。プラスティックのギアですので少し負荷が掛かったときに欠けてしまったのでしょう。このカケラがいろいろなところに入り込み、正常な回転の邪魔をしていたと思われます。

これと同じような症状がボールベアリング の破損です。ボールベアリングのケースが壊れると、当然、中の小さなボール球が飛び散ります。金属の鉄の玉が飛び散ることによりいろいろな箇所に不具合が起こります。

歯車の歯が欠けることにより回転がスムースでなくなることはよくあります。でも、このくらいの状態の時に新しい部品に替えておけば、部品を替えることだけで元に戻ると思います。