2019年10月24日(木)

エギスミイカ釣り

来週からエギでのスミイカ釣りが始まるようです。

これからエギでのスミイカ釣りについてちょっと案内したいと思います。

中オモリは12号か15号を使います。どちらかと言ったら15号です。ハリスは3号を2mないし3mです。エギを付け替えやすくするためにスナップ付きより戻しを付けておくと便利です。より戻しがないクリップだけでも結構です。

エギは2.5号か3号です。どのエギが良いのか?これはイカに聞いてみなければ分かりませんが、中の瀬で一般的なのは背中がピンクかオレンジのものが比較的よく乗ります。エギは新しいものほどよく乗ります。何年も使っていると色がくすんで来ます。こうなると乗りはよくありません。

使う竿やリールはシロギス用のもので結構です。エギイカ専用のものもあります。リールにP E1号が巻いてあるといいですね。

釣り方はエギをシャクって、あたかもエビがイカから逃げようとしている様を演出してやります。アオリイカ釣りでは底から2mくらいは最低浮いている状態でシャクリを繰り返しますが、スミイカ釣りでは底に着けて置いておく時間を作った方が乗ります。ですから、ハリスの長さ分持ち上げずに50cmくらいはたるませるようなタナの取り方をします。ハリス2mだったら、底に着いてから1.5m分リールを巻きます。

シャクリ方はあたかも車海老がイカから逃げるようなシャクリ方をします。ですから、そっと持ち上げるようなことはせず、ピュンと逃げ惑うようなシャクリ方です。シャクリ上げた後はゆっくりとエギ自体の重みで沈んで行きます。エギが底に着いたのを見計らってすぐにシャクリあげるようなことはしません。4〜5秒待ってから次のシャクリに入ります。この時スミイカが乗っていれば、シャクリ上げた瞬間にガツンと針掛かりします。何とも言えない瞬間です。

掛かったスミイカを船の中に取り込む時にちょっと注意が必要です。いきなり持ち上げて船の中にどすんと置くと、必ずスミを吐きます。こういうことはしないでください。ハリスを掴んだら竿を置いて両手でハリスを慎重に持ち上げます。そして、早くエギを掴み、スミイカの背中がこちら側(手前)に向くようにしておいてから、エギを持っていないもう片方の手でイカの胴体と足の間をそっと掴みます。

エギを掴まないでハリスを持ってイカを掴もうとすると、簡単に回転してしまいスミをしたたかに掛けられます。必ずエギを持つことを忘れないように!慣れないうちはタモを使った方がいいです。

イカをバケツの中にそっと置きます。無造作に放り投げ込むと必ず静かに置くことを忘れないでください。それと、バケツの中には決して水を入れないこと。

手がスミで汚れたら、すぐに海水で洗ってください。比較的簡単にスミは落ちます。家に帰ってからのイカの処理の最中に真水で洗うとなかなかスミが落ちません。

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