2019年10月17日(木)

アジ釣り  潮の速い時の仕掛けの下ろし方について

このところ、すっきりした天気にならなくて釣りに行けません。先日釣行したときに気がついたことがありました。それは潮の速い時の仕掛けの下ろし方です。

潮が船の前から後ろへ流れている時に仕掛けを下ろすと、当然道糸は後ろへ向かって横になってしまいます。そのまま糸を出るがままにしておくと、もしかしたら底に着いたのを見逃してしまうかもしれません。こうなると、いくらでも糸が出て行ってしまいます。これを防ぐには左の親指でリールのスプールを抑える、いわゆるサミングという方法を使用します。仕掛けを下ろし始めて道糸が横になりそうだと感じたら、すぐに親指で抑えます。その程度はそのときによりますが、スプールを抑えたときに道糸が立ち始めたら押さえを少し緩めます。潮の流れが水面から底まで全く同じでしたら、こんなことをしても無駄ですが。。通常は水面から2〜3m位までの表層が速い上っ潮の時がほとんどです。こういう時にはサミングはとても有効です。この時期は雨水が川から流れ出して来ます。表面上の水は雨水ですぐには底の塩水とは一緒になりません。ひどい時には上げ潮でも表層には下げ潮の流れが残っている場合があります。いわゆる二枚潮です。

仕掛けが底に着いてからもちょっと気を付けましょう。一回でタナを取ってしまっても思ったようなタナが取れていないことがあります。タルミをしっかりと取ってからタナを取るようにしましょう。一度タナを取って、すぐにカサゴが釣れて来てしまったような場合はタナを上げ切れていない証拠です。何度でも取り直すようにしましょう。