2017年9月18日(月)

針の返しとケン

タチウオもアジも好漁が続いていますね。特にアジは40cm以上の特大アジも出るようになって、面白みが更に増しました。

今日はアジとタチウオに使う針についての注意点を述べたいと思います。アジ用でもタチウオ用でも基本的なものは同じです。針先の少し手前に かえし が付いているのはどちらも同じです。釣りをしていて、意外にかえしとケンの存在を忘れてしまっている方が多いのではないでしょうか?一本の針で何匹も魚を釣ると かえし が取れてしまっている場合があります。掛かった魚がバレるようになったら、針のかえしが取れてしまっているか注意してみましょう。

タチウオ針にあるケンは切り身の餌がズリ落ちてしまわないようにしておくためのものです。通常は縫い刺しにした切り身餌を使います。3回ほど縫い刺しにするので、切り身餌はケンでほぼまっすぐに止まっています。切り身餌がクシャクシャにならないようにするためです。私の使っている針はケンが二つ付いています。いわゆるダブルケン付きです。このケンも魚を何本も釣ると簡単に落ちてしまいます。「かえし」は掛かった魚がバレないようにするためのものであり、「ケン」は切り身餌をまっすぐに保持しておくためのものです。両方とも切り身を使うタチウオ釣りにはなくてはならないものです。

アジでもタチウオでも5、6匹釣ったら、かえしとケンをチェックするようにしましょう。一度使った針を仕掛けごと取っておいて後日使うこともできますが、海水に浸かったために腐食しやすくなっています。再度使おうとするときには、家に帰ってから水道水でしっかりと洗って乾かすこと。その際にかえしやケンをチェックしておくのはもちろんです。

アジ用の針もタチウオ用の針も右側に置いてあるのが古い針です。左側は新品です。タチウオ針右側はかえしがありません。また、ケンが一つ落ちてしまっています。アジの針も右側のはかえしがありません。左側の新品は小さいですが、かえしが付いています。指の腹でかえしやケンの部分を触ってみるとすぐにわかります。